NOW LOADING

MARU。architecture 高野洋平+森田祥子/一級建築士事務所

WORKS。

MIRAI LIVELY LINK

本造作物は、帝人株式会社が新たに開発した木材と炭素繊維の複合材「LIVELY WOOD」とプレストレス工法によって延長可能となった同材のデータ収集など実験目的を兼ねたベンチ付き休憩所です。

本造作物は「LIVELY WOOD」の特性を活かすことで、210x120mmの断面の梁が約10mの長さで井桁組みのようにお互いを支え合いながらも、大きく跳ね出し重なりあっています。最大4.5m跳ね出した梁が空中をダイナミックに飛び交うことで、浮遊感と緊張感の両方を合わせ持ち広大なグラウンド中で居場所として領域を展開します。

また、プレストレス工法により将来的には材をどれだけでも延長していくことが可能な本材料を利用したこの架構のつくり方は、敷地の大きさに応じてどれだけでも付加していくことが可能な開放系のシステムとなります。

それによってできる空間は、上部架構と下部架構をずらすことで、囲われた領域や開放的な場所など、様々な居場所をつくりだすことができ、今後も様々な展開が可能です。