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MARU。architecture 高野洋平+森田祥子/一級建築士事務所

WORKS。

11戸のRC長屋

敷地は池尻大橋から目黒川の暗渠の上をゆく緑道沿いです。緑道を谷間にして切り立った傾斜地となっており、敷地へは丘の上の道路に接続する昔ながらの階段を降りてアクセスします。駅からの坂道を上り、小さく急峻な階段を下り、各戸の階段を上って、突如緑道に開かれた住まいへと至ります。深い山道が崖によってその断面をあらわにするように、そこには人々の暮らしが緑道に向かって表出します。街に張り出したり、庭やバルコニーの影にひっそりと奥まったり、人々の暮らしがつくる陰影が建築の佇まいとなることを目指しています。